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幸福家【Pyon】

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きんかんうり…o(*^¬^*)o

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『きんかんうり』の季節です。(´ー`)
頂き物でも沢山頂き、わが家の畑でも収穫がピークです。

福井の地方名で『きんかんうり』…(o^-^o)
一般的には『まくわうり』が解かりやすいでしょうか!?

【きんかんうり(まくわうり:真桑瓜)Oriental Melon】
(ウリ科キュウリ属)
一年草のつる植物でメロンの仲間です。

原産地は中近東とされ、シルクロードを経る過程で品種改良され、日本に渡り、
古く縄文時代から日本で食用にされてきた食べ物です。

古くから広く日本で食されてきた為、色々な地方名が付き、
現在では60~90近い、この瓜を称する名があるそうです。

その中で、一般的に使われる 『まくわうり(真桑瓜)』という名の由来は、
今の岐阜県本巣市(旧美濃国真桑村)にて、よく作られていた為。

福井の『きんかんうり』という名は、古来の王(天皇)が頭に付ける、
金の冠に色・形が似ていた事から、『金冠瓜』とされたという説があります。

他には 
「あじうり(味瓜)」、「あまうり(甘瓜)」、「ぼんてんうり(梵天瓜)」、「てんか(甜瓜)」
「みやこうり(都瓜)」、「つるてうり」、「からうり(唐瓜)」、「かんろ(甘露)」
といった様な全国で色々な名称で呼ばれているそうですよ。

プリンスメロンなど『○×△メロン』」といわれる国内のメロン類は,
きんかんうりとヨーロッパ系メロンの交配種なんですよ。


歴史的にも色々な場面でこの瓜が出てきます。

万葉集で「瓜食めば、子ども思ほゆ、栗はめば・・・・」と詠まれています。
枕草子で「うつくしきもの、瓜にかきたる稚児(ちご)の顔…」と書かれています。
他に、古事記では「熟瓜(ホゾチウリ)」として、
今昔物語集では「甘瓜(アマウリ)」として書かれています。

人物の中にも
応神天皇に献上されたり、織田信長によって、誠仁親王へ献上されたり、
徳川家康が良薬として、作らせたりされています。

昔は良薬や高級果物として扱われていたようです。

昔、子どもの頃、「メロン食べるよ~!」って言われて、
食べて喜んでいた…僕!…夕張メロンなんて、知らずに成長(^^;

でも、その味はどのメロンよりも懐かしく、甘すぎず、あっさりしていて
すっきりした後味が好いのである。カリカリとした歯ごたえも好きである。( ^ー゜)b

僕にとってみると、ふるさとの味なんです(´▽`)
by koufukuya-pyon | 2008-08-08 23:23 | 食べ物