普通の家だと見えない場合が多いのだが、屋根を支える構造材に、
上記の写真の様な丸太梁が使用されてる事があります。(-^-^-)
丸太梁は角材の梁に比べ、強度に富む為、構造体の下に柱を設けず、
長い距離を飛ばした空間を設ける際に用いる事が多いのです。
当社では、地松(国内・県内産)を多用しています。ただ残念なの事に、
近年、松くい虫による被害が拡大していて、地松の入手は段々難しくなっています。
ただ、当社として出来る限り、地松による丸太梁を提供していきたいと思います。
では、丸太梁の製作の一部を紹介しましょう ( ^ー゜)b
製作の流れをご覧になられる方はこちら
↓
丸太梁に使用される【丸太】は木自体が
弓なりの形状をしています。
それをまず、製材を行い、不要部分を取り除いていきます。
(↑) まず、弓なり度合いを360度丸太を回しながら、
出来るだけ真直ぐな部分を選択します。(^^)
選択した弓なりの少ない面をまず、鋸と平行にし真直ぐに製材をします。
その様な真直ぐになる面を対面で2面製材を行ないます。
(↑)上記で製材が完了したら、製材をした面が水平になる様に倒します。
倒した後、丸太の両端に水糸を張り、曲がり具合を確認しながら、
製材しそぎ落とす面を決定していきます。
(↑)そぎ落とし面が決定したら、その水糸を鋸と平行に位置を斜めにずらします。
(↑)水糸にて決めた位置をマークしその部分を製材し、そぎ落とします。
その作業を2~4回繰り返し、不要部分を全て削ぎ落としていきます。
(↑)上記の様に製材することで、丸太が上の写真の様な形になります。
では、残った、面皮の部分をどうするかといえば、
昔ですと、ヨウキ(斧のような形状)を使用し、はつり(削り落とし)ていましたが、
時間が非常にかかる事!そして職人の腕によって上手く形が整いにくい事から…
素晴しい機械があるのです!!v('▽^*)
じゃ~ん~!
電動はつり機!なのです。
写真手前側の部分についている、刃が高速で回転し、
丸太を削り落としてくれるのです ( ^ー゜)b
電動はつり機を、使用し面皮の部分を削り落としていきます。
角張り方が大きい部分もこれで、丸身を帯びさせていくのです。
で!完成は…
この様に、面皮部分も綺麗に取り除いた、丸太梁が完成するのです。
ただ、やはり丸太くらいの太さがあるわけで、
丸太梁自体の乾燥には、大変時間を要します。
当社でお薦めするのは、使用するまでに、
天日で1~2ヶ月!外部の陰干しで1~2ヶ月!
その後、倉庫内部にて1~2年以上保管し、自然乾燥させたものです。
ぜひ、皆さんのお住まいの計画にも、丸太梁を使用してくださいね(^^)